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第19回美杉チャレンジカップ
男子優勝 大網ロケッツ 初優勝
女子優勝 山武HMオーキッズ 2年連続、3回目の優勝
この大会は美杉クラブが主催し山武ミニ連が後援する大会で、山武郡市での5年生以下の初めての大会で、次の一年を占う重要な意味のある大会である。
かつて美杉クラブは男女とも山武を制しする黄金時代があった。美杉カップでも、女子は平成14年度優勝、15年度3位、16年度3位、20年度3位、男子は15年度3位、17年度準優勝、20年度3位と輝かしい成績を残してきた。コーチも8人程度いたように記憶するが、その後男子チームはなくなり、女子も部員減少で、一時は美杉のチームが出場しない美杉カップ開催という危機に陥った。
尾勝氏が会長となり、女子が復活したが、今年度は部員のけがもあり、0-20となり残念な結果となった。
女子はここ数年前まで山武のチームだけの出場であったが、2月の山武郡新人戦と同様の大会となってしまうことや、山武の女子の強化の面からも、男子同様女子も近隣チームの出場得て大会を行った方がいいだろうということで近隣を招待するようになり、やっと美杉カップの特色を出せる内容となっている。
今年度は、男子の参加チームが10チームも減り、一宮ミントや四街道MAXが出場しなかったので寂しかったが、近隣から今年もたくさんのチームの参加を得て盛り上がった大会となった。
男子優勝 大網ロケッツ
このチームは平成14年に私が作ったチームで、Sコーチが引き継いで、近年、成績を残しているので、私の鼻がますます高くなっている。
男子は近隣の有力チームが出場するため、なかなか優勝できなかったが、見事なプレーを展開しうれしい初優勝を果たした。
決勝RAVES戦は立ち上がりからスピードのある攻撃で相手を圧倒、主導権を相手に握らせないままそのまま押し切って快勝した。
⑨は長身でシュート力が高い。⑧はこれまた長身で幅もありゴール下で存在感を発揮する。特徴は⑤⑥⑦の小柄な選手たちで、⑤はスティールがうまく、パスもすばらしく、ランニングシュートを確実に決める。⑥⑦のスピードも相手を圧倒し、混乱させていた。
準優勝 BRAVES
準決勝優勝候補の成田戦、激しい点の取り合いで、途中リードされたが、落ち着いた試合運びで逆転し決勝に進んだ。
決勝大網戦、第1Q立ち上がり、気持ちの準備が整っていない隙をつかれ、圧倒されたまま終了。第2Qも同じ展開で大量リードされ、後半落ち着きを取り戻し反撃を試みたが、相手の鋭い速攻とパスを防ぎ切れず大敗してしまった。
この試合だけを見た方から見ると、大網にかなり劣っていると感じられるが、心の隙をつかれ、動揺して普段の落ち着きを失ったためで、次にもう一度戦えば互角の試合ができると私は思う。これは、準決勝、成田戦の⑤⑥⑦のリードされても冷静な落ち着いたプレーぶりを見ればわかる。
特に⑤⑥⑦は視野も広く、ドリブル・パス・シュートの基本がしっかりと身についていて、コーチの的確な指導が窺われる。
3位 成田ボンバーズ
初日の交進キッズ戦、相手の小学生離れした技術の高い④⑥に対し組織的なプレーで対抗。リードされた第4Q見事な速攻で鮮やかな逆転勝利。
私はこのチームが優勝だと確信したが、BRAVESとの準決勝、今度はリードした場面で、前日とは逆にミスして悔しい逆転負けを喫した。
⑬はランニングシュート、ミドルシュートが抜群。④⑥のランニングシュート、⑪のミドルシュート、⑨のシュート力も高い。
3位 みずほシューティングスターズ
初日は二日目に進出するだろうと予想した東金ドリームを破って準決勝に駒を進めた。
準決勝大網戦は、立ち上がりから徐々に差を広げられ、力負けを喫した感があるが、ゲームメイクを交代でするなどの落ち着いた試合運びを見せた。
⑦のランニングシュート、⑥のジャンプシュート、④のミドルシュートが良い。⑤⑫も好選手。
コーチの方によれば、ボールを持ちすぎて、シュートへつなぐリズムが作れなかったとのこと。
近隣市内に強いチームがいるので、胸を借りて力をつけてもらいたい。
女子優勝 山武HMオーキッズ
昨年度に引き続き2大会連続優勝、一昨年度も決勝に進出して松尾に惜敗しているので、3年連続すばらしい成績を残しているのはすばらしいの一言。Tコーチを中心とした教員3人による指導が選手に浸透している。
Tコーチがうちのチームは強いですよと、いつになく強調するので、弱いと思っていたら本当に強かったのには驚かされた。というのも、6年生のチームでは、6年生の④⑤がほとんどの得点を挙げていたので、どこで点を取るのかという疑問があったからである。
準決勝は快勝。
決勝優勝候補のWEST戦。終始ロースコアの接戦となり、1点リードされた終了直前に⑤が勇気を出してランニングシュートにいってフリースローを獲得。1投目は外したが、2投目を見事に入れて延長戦へ。延長では4点をリードしたが、終了間際に2点差に詰められ最後にミドルシュートを打たれたが外れて接戦を勝ち抜いた。
④のゲームメイクとシュートが良い。⑤のランニングシュート、ジャンプシュートは見事で、この選手の活躍がなければ、決勝戦の勝利はなかったといっても過言ではない。⑥のポストプレー、ジャンプシュート、⑧のミドルシュートも良い。
きちんと教えられているので、コースにしっかり入ってディフェンスすることで、相手もなかなか良いシュートができない。ルーズボールへの働き掛けも良く、的確な指導を受けているので、いつの間にか下級生が育っていた。
準優勝WEST MBC
長生サマー優勝で、この大会はぶっちぎりで優勝するだろうと予想されたが、山武に競り負けて悔しい準優勝となった。今年度は6年生ひとりで、5年生以下で戦ってきたので、他チームと比べるとプレーの水準が高い。延長での敗戦となったが、優勝に匹敵するすばらしい戦いをしてくれたと思う。
⑦のシュート力はすばらしい。⑤はランニングシュートもうまいが、ミドルシュートが良い。④長身のポストプレー、リバンドも脅威で、決勝は④が活躍。⑧の小柄な選手のミドルシュートは正確で、終了間際にはフリースローをふたつ決めて相手に迫った。
今後3か月くらいは他チームより先行すると思うが、そのあとも他のチームの追随を許さないような練習をしてさらに強くなってほしい。
3位豊海マリナーズ
朝、私が散歩していたら「あ、顧問だ。挨拶に行こう」と駆け寄ってきてくれたので、いくつかアドバイスをしてあげた。
初戦、東金東戦、一進一退の息づまる攻防のリードした終了間際にミスが出て1点差に詰め寄られ、相手のエースにボールを持たれシュートに持ち込まれたが、辛くもはずれ準決勝に進出した。2月に山武の新人戦があるので、この勝利によってシードされることになり、大きな1勝となった。
長身⑤はドリブルもでき、シュートも柔らかく正確なので相手に取って脅威である。ポストに入った時のキャッチがちょっと甘いので修正が必要。⑥はシュート力があるが、ディフェンスの時に横から手を出してファウルすることが多いので注意。④はあまり出ていない選手だったので初めて見たが、頑張っていた。⑧のゴール下の貴重なシュート。⑬はWESTのエース⑦にくらいてついて頑張る。⑮も好選手。
3位みすみMBC
準々決勝、旭町戦、序盤リードされ、これは決まりかなと思い隣のコートの試合を見に行っている間に差を詰めて接戦に持ち込み見事に逆転勝利を収めた。
④はスピードのある攻守でチームをけん引、逆転の立役者となった。⑤の長身選手のリバンド、⑥のランニングシュートも良い。
準決勝山武戦は序盤から圧倒され、力負けをした。
ベスト8のチーム
旭町
遠くから来てくれた。みすみ戦、序盤はすばらしい立ち上がり。第3Q、17点から得点が伸びなかったのが敗因。⑨のランニングシュート、⑧も良い。
大網
WESTに力負け。何とかファウルを誘発しようとしかけたが及ばず。私が以前教えていた⑤は良い選手になった。⑦の攻撃力も良い。
東金東
豊海戦、あと一息で届かず。本当に悔しい1点差負けとなった。⑤のランニングシュートは見事。⑥⑧も好選手。新人戦での雪辱を期待する。
エンジェルス
山武の堅守を崩せず、自分たちのプレーをさせてもらえなかった。選手は④⑤⑥⑦⑧⑨まで、能力も高く、体格にも恵まれているので、今後の伸びが期待できる。