女子 優勝 大原 男子 優勝 幕張
この大会は当初山武の夏季大会として開催されていたものを、平成13年からは千葉・印旛・香取・長生・印旛からチームを招待して行うようになった。
当初は、山武はなかなか勝てず他の地域のために開催している感があったが、有力なチームが来てくれたお陰で山武もだんだん勝てるようになり、ここ数年は山武も県の優勝を窺えるようなトップレベルとなってきた。
女子 優勝 大原
12月の美杉カップでも大原が優勝したが、その時は今年の大原はやや小ぶりで技術的にも例年よりやや劣ると感じたが、3月の山武・長生・夷隅の代表戦では、片貝を一方的に破るなど格段にチーム力が向上しており、今年も県の上位を狙えるチームに変貌していた。
花園戦を見たときに苦戦していたので、コーチの方に尋ねると、この日は主力が2枚欠けていることを聞きなるほどと感じた。それでも優勝してしまったので、さすがの優勝と称えたい。
決勝の片貝戦は、第2Q相手のミドルシュートに手を焼いていたが、攻撃ではアイソレーションから⑥のカットインをしかけるなど、相手のペースを自分の方へ引き寄せるコーチの上手な先方も見られた。
プレスや細かいフェイク、しっかりとしたスクリーンアウトなど一際高い技術を見せてくれた。
⑤のカットイン、ジャンプシュート⑥のゲイムメイク、⑱のカットインやパス、⑧のポストプレイなど良かった。
準優勝 片貝
今年の山武は弱いとずっと思っていたが、大原と真っ向勝負に挑み、そのミドルシュートは観客を魅了した。残念ながら大きなプレーヤーが不在なのでどの戦いも接線だが、最後には勝ち抜く精神力を持っている。準決勝のみつわ台戦も、1点負けている終了間際、⑩がミドルシュートを警戒してきた相手の裏をかき、カットインを決めて劇的な勝利を収めた。④を左サイドに置いて⑨⑩とアウトサイドのスクリーンをしかけて④のジャンプシュート、あるいは右のサイドに振ってミドルシュートがよく決まっていた。新人戦から使っていた攻撃だが精度に磨きがかかった。
技術は県レベルだが、センターがいないので、県で上位へ行くのは難しい。⑤も好プレーヤー。
3位 みつわ台
初日からこのチームを見たが、戻りが早く容易に相手のファーストブレイクを許さない。
増穂戦でもミドルシュートはかなり決められて2ゴール差で辛くも逃げ切ったが、一度も速攻は出させなかった。すらりとした体つき選手が多く、プレーは良く鍛えられていて洗練されている。コーチの指導がよく行き届いているという感じで、ポストプレーからのジャンプシュートがすばらしい。
準々決勝の成田戦では、相手のゾーンプレスを巧いパスワークで破り振り切った。
準決勝では、片貝を破ると思われたが、立ち上がりがやや硬く、調子が出るのが遅かったのが悔やまれる。また、勝負どころでセンターの⑩がファウルアウトしたのが惜しかった。④⑤⑩が好選手。
3位 山武
6月から移籍の選手が試合に出場できるということで、ジェフカップ予選では山武のトップに躍り出るのではないかと予想していたが、東に足元を救われ期待を裏切ってしまった。
この大会初日は苦労しながらもWESTを破り、二日目に勝ち残った。準々決勝の正気戦は1Qゾーンを敷いたのが奏功し、後半は正気の粘りに手を焼いたが前半の貯金がものを言って完勝した。
その勢いで大原に立ち向かい、1-3-1のゾーンで第3Qまで1点差の勝負に持ち込んで会場を沸かせた。今まで伸び悩んでいた⑩が成長し、ゲームを作れるようになり、それと同時に得点も取れるようになったのが大きい。④も苦労しながら身長の高さを生かした攻守ができるようになり、他チームの脅威となっている。
さらに向上し山武オータムを制覇してほしい。
男子 優勝 幕張
今回出場しているチームでは、実力が抜きん出ていた。
決勝の北辺田戦は第1Q2-2-1のゾーンプレスで相手エースを封じるとともに⑤⑥が得点を重ね、勝負の行方を決定付けてしまった。
④はチームをまとめるとともにそのミドルシュートは美しいと言えるほどであった。⑤はバランスの取れた選手でジャンプシュート、ミドルシュート、パス、そしてディフェンスもすばらしい。⑥はよく怒られていたが、長身を生かしたポストプレー、シュートブロックなど攻守に活躍、⑬はこれも怒られていたので名前を覚えてしまったが、第3Qに出場できたのだから胸を張って、またがんばってほしい。
準優勝 北辺田
我が東金ドリームを準決勝でやぶった憎いやつだが、どの選手もコーチの指導が浸透し少年らしい清清しいプレーをしていて、各チームのお手本になる好チームだった。
⑥の選手がすばらしい能力で攻守に活躍し決勝まで進んできた。④⑤⑥⑦⑧⑨などどのプレーヤーもきびきびプレーをしてすばらしかった。
決勝では、第1Q相手のゾーンプレスにペースを狂わされて波に乗れなかったのが残念。
第1Qのメンバー構成にやや苦しさがある。
3位 東金
私が作ったチームで創部20周年を迎え、山武の最後の砦だったのでぜひ決勝まで進んでもらいたかったが、最後の競り合いで相手ディフェンスの一番強いところからの攻めで、ターンノーバーを繰り返し残念な敗戦となった。
体は小さいが切れ味の鋭いプレーを見せる④から⑤⑥のポストプレーヤーへのパスからの攻撃は威力抜群だった。Sコーチがここまで指導してくれたかと思うと涙が出てしまう。
何が足りないでしょうかとのSコーチの問いには、身長とあと何枚かのプレーヤーと答えるしかなかった。⑥の小さいプレーヤーも必死に食い下がってディフェンスしていた姿が印象深い。
3位 睦沢
例年好チームを作ってくるコーチの手腕に敬意を表したい。
準決勝幕張戦は苦しい戦いとなったが、④⑤は闘志満々で相手に立ち向かい、果敢にゴールを狙いにいっていた。
スクリーンアウトなどもしっかりとしていてプレーの精度が高い。
さあいよいよ次はオータムカップ。今年の山武は、小粒ながら大混戦で、片貝、山武、正気、福岡ときがね、松尾、東、季美の森、そして今回みつわ台に善戦し、佐原に勝った増穂、花園に惜敗した豊海を含めてどこが勝つか予想がつかない。楽しみです。
lick here to edit
- .