アメリカ生活について
- ノースキャロライナの位置
アメリカの東海岸にあり、ニューヨークとフロリダのちょうど中間。緯度は愛知県と同じくらい。気候が日本とほぼ同じ。樹木も桜あり、あじさい、カンナ、さるすべり、藤、ありで同じ。ここに工場を造った方の説明では、台風や竜巻などが少ないのでここを選んだとのこと。夏、冬はこちらの方が厳しいと感じる。最初の冬は、土曜日に連続して雪となり、3回休校になった。
- ローリー日本語補習学校
土曜日のみ開校。現地校を借用して基本的には1時30分まで。国語・算数2時間ずつ火曜日から金曜日は、事務局勤務。主な仕事は、学校だよりを作ること。5時まで。
子ども達は、ここにいれば英語ができるようになると思いがちだが、なかなか馴染めず苦労している子も多い。生徒は、幼稚園から高等学校まで、209名、一番多いときから比べると60名近く減少している。
※2年前に新しい学校へ移転。以前の学校は電子黒板を使用させてくれず、手作りのホワイトボードを作成し、電子黒板の前に設置して使用していたが、現地校からはそれに対してのクレームもあり苦慮していた。クレームがあると運営委員の担当と校長が手土産を持って謝罪に行く。
住居からは10分走ると事務局があり、そこからさらに15分走ると学校がある。
2学期制について
私が行った時は3学期制だったが、最後の年に2学期制を提案し4年前から2学期制になった。少ない授業数で評定するのも困難で、限られた時間の中で仕事をする教員の負担軽減はもちろんだが、運営委員も儀式の際は、会場を作成するなどの仕事があり仕事の精選の意味も大きく、理事会の様々なご意見もあったが移行した。
- 休業日
夏休み6月28日~8月21日 冬休み 12月20日~1月8日
春休み3月14日~4月2日まで。 その他サンクスギビング 11月26日~30日
- 住まい
3ベッドルーム、2,5バスルーム リビング、ダイニング 12万7千5百円、毎年少しずつ値上げすると契約書に書いてある。
大きなバスタブがあるがシャワーだけしか使わなかった。住宅地は行き止まりで、よそ者は入って来ないので安全。十数軒しかなく、アズテックドーンとの地名でアステカの夜明けという意味か。
庭にはたくさんの小鳥がやってくる。野ウサギも庭に時々でてくる。散歩の時に鹿が7頭道路を横断しているのに出会ったこともある。空港まで車で15分しかかからない。
事務局まで、10分、補習校まで25分。
空港まで近いので、帰国の際や校長会などの出張もタクシーをウエブで予約し楽に行ける。車の好きな方は自分で行って駐車場に停めることも可能。
実はアメリカに渡って3か月で移転せざるを得なくなり大変な思いをした。先に挙げたホワイトボードの問題やクレームもあり、学校移転を考慮するかも知れないという理由で3か月しかいられないということがわかっていて最初の住宅を前任者が用意した。派遣前に、引っ越す必要のない住居を用意してほしいと要望し、文科省からも理事会宛てにレターを出していただいて要請したが受け付けてもらえなかった。その背景は想像できる。
- 余 暇
月曜日が休みなのでもっぱらゴルフに行った。 シニアは20ドル。おおざっぱなので、いくら妻はシニアではないと行ってもふたりで40ドルしか取らない。祭日とは知らないで行った日は、シニア料金はなしで、カートに乗らなければいけない規則で、120ドル以上取られてがっかりした。プルカートを購入し、歩いてプレイ。家から車で10分。池にボールをプレゼントしている。
- 買い物
近くに大きなショッピングモールがたくさんある。安いのはウオルマートで何でも揃い、庶民の味方。因みにゴルフバッグ付きのフルセットが144ドル
歩いて10分のところにスーパーのような大きな店があるので大変助かる。薬も売っている。
アウトレットもあり、車で1時間15分走る。ナイキやアディダスなどたくさんの店があるが、日本人のお目当てはコーチのバッグ。運動靴もたいへん安い。
- 近所の方々
左隣は1歳の子どもがいる白人、右は子どもふたりの白人4人家族、姉は大学生で父親の勤めるレストランで監視付きのアルバイト。下は12歳。帰国の際は手紙の処理や花の水やりを依頼。
向かいは正面が黒人ひとり、右がオランダ人一人暮らし。
現在はかなり変わっているようだ。
- 行 事
ハローウィン 近所の子どもが30人くらい来宅、トリックオアトリートと言ってくるのでお菓子を用意してあげる。小さい子は親が付いてくる。12月は、どの家庭も庭・室内にクリスマスの飾り付けをしている。コミュニティのプールまで歩いて5分。
- 治 安
ローリーは、教育水準も高く、全米暮らしてみたい都市ナンバー1に選ばれたこともあり、安全で樹木も多く静かなところ。女の人が暗くても一人で散歩できる。それでも買い物に行くと行方不明者の貼り紙が出ているので、地域によっては、物騒なところもある。発砲事件がニュースになっているので、日常ではないというように考えると安心かも。
10, 車
左ハンドル、右側通行。4月23日に筆記試験・路上試験に合格。実は申請書類を受け取ってもらえず、領事館からレターを出していただき、試験場の高官にも直接お願いしてやっと受けられるようになった。筆記試験はコンピューターにより日本語で受けられる。確か3択でパスもできるが、しまいには問題がなくなってしまうのではないかと不安になり途中からわからなくても気合でボタンを押してしまった。妻は先に始めたが中々終わらないのでどうしたのかと思ったが、パスをたくさんしたら元に戻ったとのこと。2回目では必ず選ばなければならない。路上試験は大変優しいおばさんが試験官で、乗るときに指示は早めに大きな声でやさしい言葉でとお願いした。スリーポイントターンで道路の反対側に反対向きに車を回すのがポイントとなる。
運転する時、初めは一般道路だけ選んで走っていたが、そうすると道に迷ってしまうことが多く、だんだん高速道路も走るようになった。一般道でも制限速度45マイル、72キロ。
2万円足らずでナビを買ったら優れもので、ナビに頼って走れば大丈夫。最初は道に迷ったら帰れないのではないかと不安だったが、次第に知らないところでも住所さえ分かればナビを見ながらなんとか行けるようになる。日本語、キロ表示ができる。駐車は前から。
11, 食 事
日本食。一時肉を食べ過ぎて太ったのでなるべく魚を食べるようにしているが、中国のお店などに行かないと手に入らない。豚肉は日本に輸出していておいしい。肉はステーキ用か固まりでスライスが手に入らない。
私は外食をほとんどしないが、寿司屋もあり、わらじという店はちょっと飲んでつまんでひとり5千円くらい。味は悪くない。そのほかいろいろある。
12,アメリカの底力 良いところ
・ESL
英語が母国語でない人に無料で教えている。月曜日から金曜日まで、午後も希望すれば会話クラスなどがさらに受講できてこれも無料。主に教会で行われ、妻は毎日通って韓国人やメキシコ人などの友だちが多くいた。
・環境整備
毎週トラックがやってきて、歩道の芝を手入れしている。雑草もなくなる。
雇用も生み出している。
・通学バス
犯罪も多いだろうが、雇用対策にもなっているし、不審者対策にもなる。このバスが駐車して子供が乗り降りしている場合は、道路の幅にもよるが、追い越すと罰金を取られる。アメリカでは12歳以下は、独りで留守番もさせてはいけないことになっているので、補習校でも早く来た子は教室に入らないで、運営委員がいるカフェテリアで待機する。
・挨拶 思いやり すれ違う人は必ず挨拶を交わす。以前住んでいたところは、散歩中すれちがう車に乗っている人も必ず挨拶していた。
・モールなど人の多いところでは、進路をお互いに譲り合い他人に当たらないように配慮し、せまいところを抜けるときは必ずイクスキューズミーと言う。ドアは次に人がくれば押さえて待っている。
レジの人は、必ず最初と最後に挨拶を欠かさない。最後は、ハバナイスデイなど。返す言葉はユートゥー。
13,悪いところ
・車はウインカーを出さないので非常に危険。割り込みを平気でやる。
・事務手続きは常にいい加減で、インドと変わらない。
引っ越しで新しい電話番号をくれたのに後日エリア外と言われた。
自動車保険が2年目に倍になって、交渉しても埒があかないので、支払ったら
今度はまた以前と同様の安い請求書が来て、お金を取り戻すのに大変だった。
自動車の免許をとる役所では窓口の人が、だめと言ったらだめ。何回も通ってやっと受け付けてもらう。
4年前の派遣教員はビザが降りなくて大変だった。日本へ1度もどってBビザを取って入国したものの、イミグレの係員によって許可の期間が変わった。お隣のシャーロットの校長さんは、3ヶ月で奥さんは6ヶ月の許可が出たなど。
現在は外交官ビザではなく、学術交流の一員としてのビザで入国している模様。
14、薬
持病があり、薬をどうするかネックになった。医者に相談し、派遣前最後の3か月は毎月通い、その都度99日分の薬を出してもらって凌いだ。2年間で2度帰国し、その度に薬を出してもらったり、知人に依頼し医者から処方箋を出してもらって送ってもらったりした。
15、年金
派遣されることが確定していなかったので、退職してすぐ満額もらう手続きをしたが失敗だった。外国に住居を移すと20%の税金が課せられてしまう。少なくともシニア派遣を考えている人は、当たり前の年齢から年金をもらう方が良い。住居を日本においておいた方が良いか、海外に置くかどうかは熟慮したほうが良い。帰ってきて病院にかかると保険がないので高額を支払うことになる。その都度住民票を日本に移すという方法を取ったという人もいる。
16、車の購入
後任者はすぐ購入できたので、前任者のものを無理して引き継ぐ必要はない。家から歩いて行けるところにカーマックスという中古車の会社がある。そこで選んでも良いし、他の代理店でもちろん新車を購入することもできる。カーマックスでは帰国の際も合理的に車の価値を判定してくれて売却できる。私も帰国の前日に売却した。
アメリカの東海岸にあり、ニューヨークとフロリダのちょうど中間。緯度は愛知県と同じくらい。気候が日本とほぼ同じ。樹木も桜あり、あじさい、カンナ、さるすべり、藤、ありで同じ。ここに工場を造った方の説明では、台風や竜巻などが少ないのでここを選んだとのこと。夏、冬はこちらの方が厳しいと感じる。最初の冬は、土曜日に連続して雪となり、3回休校になった。
土曜日のみ開校。現地校を借用して基本的には1時30分まで。国語・算数2時間ずつ火曜日から金曜日は、事務局勤務。主な仕事は、学校だよりを作ること。5時まで。
子ども達は、ここにいれば英語ができるようになると思いがちだが、なかなか馴染めず苦労している子も多い。生徒は、幼稚園から高等学校まで、209名、一番多いときから比べると60名近く減少している。
※2年前に新しい学校へ移転。以前の学校は電子黒板を使用させてくれず、手作りのホワイトボードを作成し、電子黒板の前に設置して使用していたが、現地校からはそれに対してのクレームもあり苦慮していた。クレームがあると運営委員の担当と校長が手土産を持って謝罪に行く。
住居からは10分走ると事務局があり、そこからさらに15分走ると学校がある。
2学期制について
私が行った時は3学期制だったが、最後の年に2学期制を提案し4年前から2学期制になった。少ない授業数で評定するのも困難で、限られた時間の中で仕事をする教員の負担軽減はもちろんだが、運営委員も儀式の際は、会場を作成するなどの仕事があり仕事の精選の意味も大きく、理事会の様々なご意見もあったが移行した。
夏休み6月28日~8月21日 冬休み 12月20日~1月8日
春休み3月14日~4月2日まで。 その他サンクスギビング 11月26日~30日
3ベッドルーム、2,5バスルーム リビング、ダイニング 12万7千5百円、毎年少しずつ値上げすると契約書に書いてある。
大きなバスタブがあるがシャワーだけしか使わなかった。住宅地は行き止まりで、よそ者は入って来ないので安全。十数軒しかなく、アズテックドーンとの地名でアステカの夜明けという意味か。
庭にはたくさんの小鳥がやってくる。野ウサギも庭に時々でてくる。散歩の時に鹿が7頭道路を横断しているのに出会ったこともある。空港まで車で15分しかかからない。
事務局まで、10分、補習校まで25分。
空港まで近いので、帰国の際や校長会などの出張もタクシーをウエブで予約し楽に行ける。車の好きな方は自分で行って駐車場に停めることも可能。
実はアメリカに渡って3か月で移転せざるを得なくなり大変な思いをした。先に挙げたホワイトボードの問題やクレームもあり、学校移転を考慮するかも知れないという理由で3か月しかいられないということがわかっていて最初の住宅を前任者が用意した。派遣前に、引っ越す必要のない住居を用意してほしいと要望し、文科省からも理事会宛てにレターを出していただいて要請したが受け付けてもらえなかった。その背景は想像できる。
月曜日が休みなのでもっぱらゴルフに行った。 シニアは20ドル。おおざっぱなので、いくら妻はシニアではないと行ってもふたりで40ドルしか取らない。祭日とは知らないで行った日は、シニア料金はなしで、カートに乗らなければいけない規則で、120ドル以上取られてがっかりした。プルカートを購入し、歩いてプレイ。家から車で10分。池にボールをプレゼントしている。
近くに大きなショッピングモールがたくさんある。安いのはウオルマートで何でも揃い、庶民の味方。因みにゴルフバッグ付きのフルセットが144ドル
歩いて10分のところにスーパーのような大きな店があるので大変助かる。薬も売っている。
アウトレットもあり、車で1時間15分走る。ナイキやアディダスなどたくさんの店があるが、日本人のお目当てはコーチのバッグ。運動靴もたいへん安い。
左隣は1歳の子どもがいる白人、右は子どもふたりの白人4人家族、姉は大学生で父親の勤めるレストランで監視付きのアルバイト。下は12歳。帰国の際は手紙の処理や花の水やりを依頼。
向かいは正面が黒人ひとり、右がオランダ人一人暮らし。
現在はかなり変わっているようだ。
ハローウィン 近所の子どもが30人くらい来宅、トリックオアトリートと言ってくるのでお菓子を用意してあげる。小さい子は親が付いてくる。12月は、どの家庭も庭・室内にクリスマスの飾り付けをしている。コミュニティのプールまで歩いて5分。
ローリーは、教育水準も高く、全米暮らしてみたい都市ナンバー1に選ばれたこともあり、安全で樹木も多く静かなところ。女の人が暗くても一人で散歩できる。それでも買い物に行くと行方不明者の貼り紙が出ているので、地域によっては、物騒なところもある。発砲事件がニュースになっているので、日常ではないというように考えると安心かも。
10, 車
左ハンドル、右側通行。4月23日に筆記試験・路上試験に合格。実は申請書類を受け取ってもらえず、領事館からレターを出していただき、試験場の高官にも直接お願いしてやっと受けられるようになった。筆記試験はコンピューターにより日本語で受けられる。確か3択でパスもできるが、しまいには問題がなくなってしまうのではないかと不安になり途中からわからなくても気合でボタンを押してしまった。妻は先に始めたが中々終わらないのでどうしたのかと思ったが、パスをたくさんしたら元に戻ったとのこと。2回目では必ず選ばなければならない。路上試験は大変優しいおばさんが試験官で、乗るときに指示は早めに大きな声でやさしい言葉でとお願いした。スリーポイントターンで道路の反対側に反対向きに車を回すのがポイントとなる。
運転する時、初めは一般道路だけ選んで走っていたが、そうすると道に迷ってしまうことが多く、だんだん高速道路も走るようになった。一般道でも制限速度45マイル、72キロ。
2万円足らずでナビを買ったら優れもので、ナビに頼って走れば大丈夫。最初は道に迷ったら帰れないのではないかと不安だったが、次第に知らないところでも住所さえ分かればナビを見ながらなんとか行けるようになる。日本語、キロ表示ができる。駐車は前から。
11, 食 事
日本食。一時肉を食べ過ぎて太ったのでなるべく魚を食べるようにしているが、中国のお店などに行かないと手に入らない。豚肉は日本に輸出していておいしい。肉はステーキ用か固まりでスライスが手に入らない。
私は外食をほとんどしないが、寿司屋もあり、わらじという店はちょっと飲んでつまんでひとり5千円くらい。味は悪くない。そのほかいろいろある。
12,アメリカの底力 良いところ
・ESL
英語が母国語でない人に無料で教えている。月曜日から金曜日まで、午後も希望すれば会話クラスなどがさらに受講できてこれも無料。主に教会で行われ、妻は毎日通って韓国人やメキシコ人などの友だちが多くいた。
・環境整備
毎週トラックがやってきて、歩道の芝を手入れしている。雑草もなくなる。
雇用も生み出している。
・通学バス
犯罪も多いだろうが、雇用対策にもなっているし、不審者対策にもなる。このバスが駐車して子供が乗り降りしている場合は、道路の幅にもよるが、追い越すと罰金を取られる。アメリカでは12歳以下は、独りで留守番もさせてはいけないことになっているので、補習校でも早く来た子は教室に入らないで、運営委員がいるカフェテリアで待機する。
・挨拶 思いやり すれ違う人は必ず挨拶を交わす。以前住んでいたところは、散歩中すれちがう車に乗っている人も必ず挨拶していた。
・モールなど人の多いところでは、進路をお互いに譲り合い他人に当たらないように配慮し、せまいところを抜けるときは必ずイクスキューズミーと言う。ドアは次に人がくれば押さえて待っている。
レジの人は、必ず最初と最後に挨拶を欠かさない。最後は、ハバナイスデイなど。返す言葉はユートゥー。
13,悪いところ
・車はウインカーを出さないので非常に危険。割り込みを平気でやる。
・事務手続きは常にいい加減で、インドと変わらない。
引っ越しで新しい電話番号をくれたのに後日エリア外と言われた。
自動車保険が2年目に倍になって、交渉しても埒があかないので、支払ったら