第13回山武サマーカップ
男子優勝 豊栄ミニバスケットクラブ 女子優勝 山武HMオーキッズ
この大会は、山武で開催される大会の中で他地区のチームを招いて行う唯一の大会である。毎年有力チームが参加してくれるので、山武のレベルも毎年上がり、現在の中学3年生の時には、関東大会A、B両ブロック優勝という考えられないような成績を残すことができた。夷隅からは毎年県の上位にランクされる大原が毎年のように参加してくれて、昨年・一昨年優勝を果たしているが、今年は参加がなく一抹の寂しさを感じた。
今年度は、女子は準決勝以上すべて山武のチームが占めうれしい反面、ここ数年の山武のレベル低下が影響しているのではないかという感じも受けた。印旛のジュニアファイブ、こうしんキッズなどのチームも見たかった。
男子優勝 豊栄
初めて見るチームであったが、ドリブルなどの基礎技術が高く、コーチが丁寧に指導していることが窺われる。
監督さんのお話によれば、休部から2年前に復活したクラブで、横芝の隣の飯倉駅が最寄の駅との事。山武に最も近いところなので、今後の交流も期待したい。
④⑤のガード陣と⑥⑦⑧の長身選手のバランスが良く、長身選手同士のゴール下でのパスからの攻めは防ぐことが難しい。⑥のドルブルは低くスピードがあるので止められない。そこからのジャンプショットの精度が上がるとまさしく県のトップレベルになる。⑨⑩のランニングシュートも良い。
決勝の幕張戦は、前半相手のミドルシュートにてこずったが、次第に長身選手の活躍で圧倒し見事に優勝を飾った。
準優勝 リトルファイブ幕張
昨年の優勝チームが今年も元気な姿を見せてくれた。
ゲーム前の練習では、フットワークをきびきびと行っており、今年もやってくれると予感した。北貝塚との準決勝は苦しい展開となったが、⑧のミドルシュートで追い込み見事に逆転。⑧はシュートも上手いが、ディフェンスでも良い働きを見せていた。
決勝では、④⑤⑧を中心に徹底したミドルシュートで相手を苦しめたが、後半は豊栄に圧倒された。④のミドルシュートを後半も見たかった。⑦⑪のポストプレーは良かったが、決勝では相手の長身プレーヤーに阻まれた。⑨⑫のミドルシュートなどのプレーも良かった。
3位 北貝塚アローズ
準決勝幕張戦は、後半逆転し5点差をつけたが、④が5ファール退場の後逆転され、惜しくも敗れ去った。
④のランニングシュート・ミドルシュート、⑤のすばらしいスピードからのランニングシュート、⑨のステップイン、⑥⑦⑩のプレーも良い。
3位東金ドリーム
山武1位・2位の大網ロケッツ、九十九里アパッチが一日目で負けてしまってどうなるかと思ったが、東金ドリームが辛うじて二日目に進出してくれてほっとした。
今年は例年と比べるとチーム力は低く、これまでも苦戦してきたが、最後まであきらめずにすばらしい闘志で戦い、成長した姿を見せてくれた。この日は主力の一人が都合で出場できなかったのは残念だった。
⑦のポストプレー、⑤のミドルシュート、⑨のゲームメイク、⑧⑪のプレーも良くなった。
女子優勝 山武HMオーキッズ
昨年は当初から優勝を期待されていたが、山武での優勝はオータムカップまで待たされ、 今年はさらに期待も大きかったが、福岡に優勝を譲ってきたが、昨年より少し早く夏に優勝を果たした。
県のサマーでも勝ちあがり、八栄との一戦も勝つものと思われたが惜しくも敗退。
今大会は、危なげない戦いぶりで、他チームから頭一つ抜け出した。
決勝の正気戦では、相手得意のミドルシュートを撃たせないように、速いパス回しにも対応して素早いチェックをしペースを掴んだ。
キャプテン④は開始直後にシュートを決め、堅い守備を見せるなど活躍し、チームを落ち着かせるなど、さすがキャプテンの役割を果たした。
⑤スーパー5年生は、相手左サイドから再三切り込み、次々とシュートを決めた。⑦は自分の撃ったシュートが落ちることも多かったが、自らリバウンドし決めていた。⑫の崩れながらのシュート、新加入の⑬は伏兵的な活躍で相手にダメージを与えた。⑥⑨の小柄なプレーヤーのミドルシュートも良い。
準優勝 正気ドリーム
北貝塚戦は相手に先行され苦しい闘いとなったが、後半は激しい闘志で守り、ミドルシュートも決まるようになった。終了間際に追いついた残り数秒の北貝塚の攻撃を⑩のすばらしいシュートブロックで切り抜け、延長戦では、⑥のシュートの後の北貝塚のスローインを⑥がスティールし突き放した。
準決勝福岡鴇嶺戦もエンジン全開で、序盤から圧倒しチャンピオンを撃破した。
初めての決勝進出となった決勝山武戦は、前半こそ僅差で折り返したが、リバウンド、ルーズボールを山武に取られ、得意のミドルシュートも山武の鋭いチェックで撃てず大差で敗れた。と言っても正気の今大会の戦いぶりは賞賛されて良い。
④⑦のミドルシュート、⑧のランニングシュート⑨のディフェンス⑤のゲームメイクなど良い。
3位 福岡鴇嶺
新人戦・ジェフカップ予選に優勝し、今年の山武を引っ張って来た。県サマーでも決勝トーナメントに出場。この日の1回戦大多喜戦は前半苦労しながらも後半突き放し、準決勝に進出した。準決勝では、正気の激しい闘志に圧倒され終始リードを許し敗退した。
④のポストプレー、⑤のゲームメイク、⑧のシュート力、⑥⑦など良い。
ゲームに勝つには、コーチの指導力、選手の能力・技術のほかにコンディション、モチベーション、運、保護者の応援などが絡み合っていると考えるので、この日は何かが足りなかったのだろう。オータムカップに期待したい。
3位 東金東MBC
一日目に山武ベスト4の豊海に快勝し、この日も岬ジュニアを破って初のベスト4入りを果たした。準決勝の山武戦も前半リードするなどこの大会の主役に躍り出た。
⑥は5年生ながらゲームメイクをしっかりとし、ミドルシュートも大変うまい。今年は山武地区には5年生に逸材が多いがまたひとり発見した。昔の教え子のお嬢さんで、私にとっては孫のような選手が活躍しうれしい。
④⑤の小柄な選手のディフェンスやミドルシュートなどの活躍、こぼれだまをシュートに結びつける⑩も良い。
オータムカップでのさらなる活躍を期待したい。
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