女子優勝 山武HMオーキッズ 男子優勝 ジュニアファイブ
この美杉カップは美杉クラブの主催で、山武ミニ連が後援となっているが、主管する形で行われている。12回目となるが、一時は男女ともにすばらしいチームだった美杉の出場が今年もなかった。大会の意味合いがあるのかという疑問もあるが、来年度に向けての幕開けの意味合いもあり、出場を希望するチームが多数あると聞いている。美杉チームにおいては、ぜひ実績のあるOコーチに男子チームを再結成してもらい、内外のチームと再び好試合が展開されることを期待している。
男子優勝ジュニアファイブ
男子は、この日に千葉、船橋、香取、鴨川などで大会が同時開催されているということで、例年になくレベルが低く、すこしさびしい大会となった。
その中で県大会上位常連の印旛の強豪ジュニアファイブが今年も参加してくれて大会に花を添えてくれた。そのジュニアファイブも試合を見た限りでは、いつもの強さがなく今年はだめなのかなと思ったが、メンバー表を確認してみると5年生が3名という構成で、苦しいことがわかった。
試合前の連続タップの練習を見ると、たぶん6年生が混ざっていたと思われるが、さすがに高い水準の内容で他を圧倒していた。Kコーチの指導が浸透していて、集合の時にはすばやく集まり、話を聞く姿勢がすばらしい。ゲームの中でも大きな声を出しているわけはないが、子ども達がすぐに修正をしていた。コーチが大きな声で怒ったり、罵倒することはなく、山武のコーチも見習うべき点が多くあった。
④から⑦へのパスから得点を重ねていくが、④の視野の広さがすばらしい。⑦は4年生だが、もうすでに技術はかなりのレベルになっていて、来年見るのが楽しみである。⑫は3年生だが縦への突破力が優れていて今後が楽しみである。⑤のジャンプシュート、⑩のランニングシュートも良い。
2位 芝山ビクトリー
東金ドリームに競り勝って決勝に進んだ。
2年前に活躍したこのチームの子ども達が中学校へ進学して、山武ではトップチームになっており、Sコーチが中学校のコーチも兼ねているのでこのチームを見ることができなくなっている。先日は新人戦の県大会に出場したので見に行ったが、君津のチームに勝って久しぶりに1回戦を勝ち抜いた。
この日決勝には進んだが、残念ながらチーム力は高いとは言えない。チーム構成は大変厳しく5年生がひとりで、1年生も動員しないと10人にならない。
全員が一生懸命にプレーをしているという感じで清清しい。④が決勝は吹っ切れたのか積極的にシュートにいって第1Qは接戦に持ち込んだ。⑤⑥⑦のランニングシュート、⑫のディフェンスなどが良かった。
3位 東金ドリーム
6年生のチームはたいへんすばらしかったが、まだまだ遠く及ばない。プレーはたいへんきびきびしていて好感が持てるが、攻撃力がなく、準決勝芝山戦では、第1Qに9点を取ってから10点目が遠く逆転負けを喫した。
④のランニングシュート、⑦⑥⑨のプレーが良かった。
3位若宮白幡
ジュニアファイブのプレスディフェンスに屈し、チームの良いところが発揮できなかった。
④のランニングシュート、ミドルシュートが良く、長身の⑰の成長が楽しみ。
女子優勝 山武HMオーキッズ
山武ナンバーワンコーチのT先生が本格的にこのチームを見るようになって、この6年生チームは、6月には山武で優勝するだろうと期待していたが、なかなか勝てずにやっと10月の山武最終戦で片貝を破り優勝を果たした。
今年は、早々とこの大会で優勝したので、来年度はぜひ県大会での活躍を期待したい。
準決勝の豊海戦、決勝の福岡戦ともに接戦となったが、決め手は④の活躍だった。ディフェンスがよく、スティールからのランニングシュートがすばらしい。苦しい場面で、準決勝では最後に突き放す3連続のシュート、決勝でも最後に決定的な得点を決めた。
⑤は相手のポストをよく押さえたが、攻撃に力強さがほしい。⑥のポストプレー、⑦⑧の小さい子もプレーに切れ味があり、よく攻撃へと結びつけていた。
2位 福岡鴇嶺
初めての決勝進出でIコーチもどきどきしていると話していた。昨年度もプレスディフェンスを試みて良いチームになっていたので、Iコーチの指導力も本物になってきたと評価したい。
決勝では前半リードしたが、前半の終了間際4点リードした場面で相手の苦しいシュートに対するディフェンスがバスケットカウントとなり、1点差となって逆転を許す序曲となってしまった。
⑦のポストプレーは威力があり、1回戦では40点以上をあげていた。準決勝では正気のポスト対決で第1Qでお互いに4ファウルとなったが、よく最後まで生き残り、決勝進出に貢献した。⑧は視野が広く、シュートもすばらしい。決勝では⑦が抑えられたが、次々とシュートを決めて好試合に持ち込んだ。④のシュート力、大事な場面での⑨の活躍、⑤のジャンプシュートなど良かった。
3位 正気
第1シードにふさわしいすばらしいプレーを展開してくれた。
Kコーチは山武有数のコーチだが、大学生のSコーチも力をつけて貢献している。Sコーチが早く教員になって山武の理事で活躍することを今から願っている。
チームとしては、ディフェンスの寄りが速く、ルーズボールをがんばり、スクリーンアウトなど基本的なプレーがよくできている。
④の視野の広さ、⑤のシュート力⑥のドリブル、⑧のミドルシュートが良い。そして⑩の相手ポストプレーヤーに対する守りのがんばりが目立った。
3位 豊海マリナーズ
ベテランSコーチの指導の下、例年秋に向かって強さを発揮してくるチームだが今年はこの時期に仕上げてきた。準々決勝では、このところずっと山武のトップを走ってきた片貝をトライアングルツーのディフェンスで守りきって破った。
④⑤⑥が攻守の中心で、特にここぞというときの⑥のランニングシュートがすばらしい。⑤のポストプレーも強力で相手にとっては脅威である。ただターンの際、逃げることがよくあったが、反対方向へターンするとイージーシュートになる場面が多々あったので今後の向上に期待したい。④のゲームメイクも良い。
2月には、いよいよ山武の新人戦となるので、ベスト4に入ったチームだけでなく、片貝、増穂、白里、蓮沼、初日敗退した九十九里、松尾もチームを整えて臨んでほしい。
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